CAD とは?初心者でも大丈夫!基礎知識から詳しく解説します

2020 年 06 月 24 日

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住宅、自動車、家具家電、服飾…身近にあるどんなものでも、ものづくりは設計から始まります。CADとはコンピュータ上で行う、それらの設計や製図を支援する設計支援ツールのことを指します。 この記事では、初心者の方でも CAD の理解を深められるように、CAD の基礎知識やCADの種類、資格や選び方について詳しく解説します。

目次

CAD とは?

CADは「Computer aided design (コンピュータ支援設計)」の略で、コンピュータを用いて設計や製図を支援するツール、あるいは設計をすること自体を指します。

CAD の歴史は古く、1960年代に航空機の設計を目的とした「CADAM」という2次元CADが開発されるところから始まります。やがて比較的安価な機械や建築系CADソフトが登場し一般に普及していくこととなりました。その後も Windows の登場と共に機能が高性能化、さらには3次元機能も搭載され現在に至ります。

CAD で便利になったこと

CAD はどんな時に、どういったことに役立つのでしょうか。

設計や製図

CAD といえば、パソコンで設計図を書くソフト、というイメージの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。 CAD が普及する前まで、設計は手書きで行われていました。手書きでの設計は、膨大な部品の計算や管理、また人の手によるものなので必ずミスが起こります。これらをすべてコンピューターが行ってくれることで大幅に時間の削減ができ、図面の管理も行いやすくなりました。

3Dモデリングと構造計算

例えば建築に特化している 3D CAD では、平面図などの設計図書から自動的に CG パースを作成することができる製品が存在します。 それまで手作業で行っていた構造計算を 3D モデルから自動的に計算することで、設計図の不備を早期に発見することや作業自体の時間を削減することができます。

CAD の種類

現在では CAD の種類も多種多様で、AutoCAD のような汎用 CAD や、機械用 CAD、建築用 CAD、服飾用 CAD、電気用CAD などの専用 CAD が存在します。 また、2次元や3次元CADなど、初心者のうちはどれを使えば何ができるのかイメージが付きにくいですよね。

CAD の種類に関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
おすすめCADソフト徹底解説!初心者でもここから始めよう

CAD の選び方

これから CAD を選ぶとき、何のために CAD を利用するのか目的を明確にしましょう。

目的:仕事で CAD を使うために家で学習したい

この場合は、会社で利用している CAD と同じものを利用するか、操作性まで互換のある廉価版 CAD となるでしょう。

目的:独学で CAD を勉強をしたい

導入コストを考え、無料ソフトを利用すると良いでしょう。 しかし、CAD によって操作方法が大きく異なることあるため、後々 CAD を利用する職につきたい場合は、その職でどんな CAD が使われているかリサーチしてから決めると無難です。 また、CAD は無料体験版が配布されている場合も多く、いくつかの CAD を使ってみて自分に合った CAD を探すことや、学習資料が豊富な CAD を選ぶこともひとつの手です。

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