DARE で CAD データ変換に失敗するパターンまとめ③(DWG → JWW 編)

2020 年 08 月 27 日

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・ DAREで変換がうまくいかないときがある ・ どういう時に変換失敗となるのか知りたい

・・・こんな疑問はありませんか? この記事では DARE で CAD データの変換に失敗しやすいパターンを紹介します。アンチパターンを回避し、ぜひ快適な変換ライフをお送りください!

目次

DWG、DXF を JWW に変換するときに失敗するパターン

DWG に外部参照がアタッチされていませんか?

DWG では、一つの図面の中でほかの図面を参照することができます。これを「外部参照」と言います。参照する図面と参照される図面はセットなので、協力会社に図面を送るときなどはこれらをまとめて送ることが一般的です。

ところが、参照される図面が所定のパスからいなくなってしまうことがあります。例えば、DARE で変換するときです。DARE では 1 枚ずつしかアップロードできないため、参照する図面と参照される図面が離れ離れになってしまいます。

結果として、DARE 内部では「参照される図面が存在しない」という旨のエラーが起こり、タイムアウトになってしまっているようです。

ここでは、まずは 外部参照についてご説明いたします。

そもそも、外部参照って何?

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外部参照は、AutoCAD 特有の機能です。AutoCAD では、DWG の中の特定の要素を別の DWG にコピーしたい場合、オブジェクト「そのもの」をコピーするか、オブジェクトの「参照」をコピーするか、のどちらかを選択できます。後者のほうを「外部参照」と呼んでいます。これはプログラマーの方には馴染みやすい考え方かもしれません。というのも、プログラムにも「値渡し」、「参照渡し」という、非常に似通った概念があるからです。

オブジェクトそのものをコピーするよりも、参照をコピーするほうが一般的に「軽い」です。すなわち、コピーされた後も図面の容量がそれほど増えることはありません。そのため、現場では外部参照がかなりの割合で利用されています。

ただし、外部参照も完ぺきではありません。外部参照では、ファイルのパスを目印に参照先の図面を探しているため、指定されたパスにお目当てのファイルがなければエラーを起こします。記事の冒頭で述べた、DARE のエラーはこれが原因で起こっています。

DWG に外部参照がアタッチされているかどうかはどうやって判別するの?

ここでは、弊社が開発している IJCAD 2020 PRO を使ってご説明いたします。 IJCAD は 1か月間の無料体験版が使えるので、無料ですぐに参照元のない外部参照がアタッチされているかどうかを判別できます。

AutoCAD 互換の国内ナンバーワン CAD、IJCAD の詳細はこちら

  • IJCAD を起動します。
  • 対象の DWG を IJCAD で開きます。
  • 下記のようなダイアログが出てくれば、外部参照の読み込みに失敗していると判断できます。

外部参照エラー

「未解決の参照を無視して継続」を選択すると、図面を強制的に読み込んで作業を継続できます。

DWG に外部参照がアタッチされている図面はどうやって DARE で変換すればいいの?

結論は二つです。

  • IJCAD などの AutoCAD 互換 CAD を使って、手動で外部参照をデタッチしてから変換する
  • DARE Lite を使って変換する

DARE Lite では、お客様がアップロードされた図面を変換する際に、DWG に外部参照が含まれているのかどうかを判別しています。

DWG に外部参照が含まれている場合、特殊な処理を挟んで、外部参照をデタッチするようにしています。ですので、いちいち手動で部参照をデタッチする、などという行為を行わなくても、そのまま図面を投げてもらえれば変換が成功します。

結論:DARE Lite を使ってみてください!

DARE Lite はお客様の変換したい要望を実現するために、日々アップデートを続けています。

DARE で変換が失敗したと思われたお客様は、この機会にぜひ一度 DARE Lite をご利用ください。Google アカウントを持っているだけで簡単にログインが可能です。

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