✓ CADの勉強を始めたいけど何から始めたら良いのか全く分からない ✓ 図面なんて見たこともないけど、本当に習得できるのか不安 ✓ 昔CADを使っていたければど、すっかり使い方を忘れてしまった
こんなお悩みありませんか？
この記事では、 「これからCADの学習を頑張りたいけど、いったいどこから手を付けたらいいのかな？頑張りたい気持ちはあるけど、手順がわかりません。」
こんな疑問にお答えします。
目次
CAD学習の始め方
本記事は、「CADの学習を始めたいけど、何から始めたら良いのか分からない！」という方に向けての記事です。
この記事を読むことで、「CAD学習の目標設定、具体的な始め方、習得までの道筋」をイメージできるようになると思います。
筆者は3年半ほど前に初めて AutoCAD や Jw_cad を学習したとき、こんなに簡単に図面って書けるんだ！と感動し、DARE の運営や CAD のカスタマイズを行っているシステムメトリックス株式会社へ就職しました。基本操作さえ覚えてしまえば、あとは実践を繰り返したり、就職してしまって現場で経験を積みながら学習をすることも可能です！
それでは、さっそく見ていきましょう。
１.「目標設定」・・・CADを使って仕事をする
なぜ、CADを学習するのでしょうか？ 手に職を付けて就職をしたいと考えている方、CADオペレータを目指している方、今よりもスキルを向上させたい方、さまざまな方がいらっしゃるかと思います。
CADのスキルを独学で習得するには、毎日コツコツ学習を続ける！という強い意志が必要です。 そのために目標を立てると良いと思います。
CADの学習
CADの学習では、アプリケーションを使いこなすための学習と、製図をするための専門知識の学習があります。 前者は学習系のWebサイトや書籍を用いて毎日コツコツ学習すれば初心者でも必ず身に付きます。 「この書籍を2週間ですべてやる」「このサイトの学習講座を1週間ですべてやる」といった具体的な目標を作れば、それが達成できる頃には CAD の基本操作ができるようになっているでしょう。
後者は知識の幅が広いため、就職して必要な知識を現場で学んでいくという手もあります。 例えば、建築系の製図知識と機械系の製図知識は全く異なります。独学で建築の勉強を行っても、就職した分野が機械系ですと100%無駄・・・とまではいきませんが、折角の勉強時間や知識がもったいないですよね。
アプリケーションが使えるようになれば図面のトレース等の単純な作業はできるようになりますので、まずはアプリケーションが問題なく操作できるようになりましょう。
２.「環境準備」・・・CADを準備しよう
CAD を独学するために必須の物
- パソコン、マウス、キーボード
- インターネット
- CADソフト
CAD を独学するためにあると良い物
- 製図教本
- プリンター
CADソフトは Windows OS のみに対応しているものも多いため、Windows のパソコンがあると良いかと思います。とはいえ、最近では Mac 対応のソフトもあるようです。Jw_cad も有志の方々で Mac バージョンが作られているみたいですね。
また、インターネットでは分からないところを調べたり、無料で学べる講座や製図の問題を探すことが可能です。インターネットさえあれば教本を購入する必要がないくらい充実した内容を探すことができますが、それでもまだ教本は「確実にプロが作った」ものであるため、初心者のうちは教本を順に進めていくことをお勧めします。
CAD は何を使えばいいの？
さて、環境の準備で一番迷うのは「どのCADを使うか」ですよね。
この記事は３つおすすめを挙げていきたいと思います。
2D CAD 国内シェアトップの AutoCAD
AutoCAD といえば、CAD を学習したい方であれば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。そのくらい、国内でも海外でもポピュラーな CAD です。 AutoCAD は 2D/3D 汎用 CAD であるため、どの分野の製図にも使える基本的な作図機能が揃っています。 AutoCAD の操作はとても分かりやすく、画面上部にある「リボンパネル」を使えば誰でも簡単に図形を描くことができます。
そんな使い勝手の良い AutoCAD ですが、注意したいのが導入コストです。 サブスクリプションライセンスのみのため、AutoCAD では毎月 27,500円、2D にのみ機能が絞られた AutoCAD LT でも毎月 8,800円のランニングコストが掛かります。 個人で購入しようと思うとなかなか厳しい金額ですよね…。 そんな時は、次にご紹介する AutoCAD と同じ操作性で利用できる AutoCAD互換CAD がおすすめです。
安価で AutoCAD と同じ操作感 IJCAD
IJCAD は、2次元汎用CADです。AutoCAD互換CAD といわれる、所謂 AutoCAD と操作性がほとんど同じで安価で利用できる CAD です。IJCAD は、そんなAutoCAD互換CAD市場での中でも国内トップシェアを誇っています。 AutoCAD と比べても画面の構成やコマンドも大変似ていて、AutoCAD を使う業界へ就職を考えている場合は、こうした互換 CAD で学習を行うことも一つの案です。 IJCAD は買い切りライセンス（1度のみライセンス料を支払う方式）のため、最初の一回 55,000円 ～（グレードによって異なります）を支払うのみで半永久的に利用することが可能です。
IJCAD は1ヵ月間の無料体験版もございますのでぜひチェックしてみてくださいね。1ヵ月間しっかり学習すれば、たくさんの機能を習得できると思います！
無料の CAD ソフトといえば Jw_cad
Jw_cad は、無料で高性能な作図機能が使える2次元汎用CADです。 「無料」で使えるため、CADをこれから学習する方には最もおすすめしたいソフトウェアとなります。 しかし、Jw_cad は AutoCAD と操作方法や図面の標準的な拡張子が異なるため、AutoCAD を使う企業に就職する場合は少し不利になります。 とはいえ、特に建築業界では Jw_cad がよく使われていますし、データ変換サービス等を使って図面を変換すれば、AutoCAD の図面を Jw_cad で編集することも可能です。初心者の方はまずは CAD を使ってみることが大切だと思いますので、Jw_cad も一度はダウンロードして使ってみてくださいね。
3.「実践練習」
さて、CAD のインストールは完了しましたか？
CAD の準備が整ったら、あとは実践的な練習をするのみです。 AutoCAD や Jw_cad はそれぞれの CAD を習得できる無料の講座がたくさん公開されています。IJCAD のような AutoCAD互換CAD を利用する場合は AutoCAD の講座を参考にしてみましょう。
ある程度図面が描けるようになったら、資格試験の練習問題を解いてみることもおすすめです。
繰り返し練習して、CAD の習得を目指しましょう！
