電気CADとはどういう分野に使えるソフト?汎用CADとはどこが違う?専用CADや資格もご紹介します

2020 年 07 月 13 日

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ものづくりには設計図が必要であるように、設計図を作るには設計・製図を行うために開発されたCADが必須です。CADで設計が行えるものは、住宅や服飾、道路、機械、配電盤など多種多様に渡ります。どの分野の設計にも対応した汎用的なCADがある一方、特定の分野の設計に特化した専用的なCADも存在します。 この記事では特定の分野、特に電気設備に特化した「電気CAD」について詳しく解説します。

目次

電気CADとは

電気CADとは、電気設備関連の設計に必要な機能が強化されたCADのことを指します。 例えば、制御盤や操作盤、配置図などの外形図、動力回路を表すための単線結線図、端子を表す端子図、加工に必要な寸法などを表した板金図などが代表的な電気設備の図面です。 これらの図面は汎用的なCADでも製図は可能ですが、電気CADでは専用部品を簡単に挿入でき作図工数の削減を行ったり、エラーチェック機能で手作業であるために発生しがちなケアレスミスなどを防ぐことが可能です。

【参考記事】
専用CADと汎用CADの違いって?おすすめの専用CADソフトも紹介します
建築CADでは何ができる?汎用CADとの違いは?ソフトや関連資格などもご紹介します

電気CADソフト

電気CADは機械CADや建築CADと比べて高価なソフトが多く、また数も少ない傾向にあります。フリーソフトで電気CAD相当の機能が付いているものはほとんどないため、フリーソフトで電気設備の設計を行いたい場合は汎用CADの Jw_cad で設計を行います。 今回は、電気設備の設計専用のCADに絞ってご紹介します。

AutoCAD

AutoCAD は、Autodesk社が開発する汎用CADで、CAD業界のデファクトスタンダードともいわれるシェアを誇ります。初心者でも扱いやすく、習得も比較的簡単に行えます。 通常はどんな分野の設計にも対応できる汎用CADですが、サブスクリプションの特典で「ツールセット」というオプションが標準装備されます。 ツールセットとは、特定の分野に特化した作図を行うための機能がセットになったツールで、電気だけではなく機械や建築等の分野に個別に用意されています。 電気の分野は「AutoCAD Electrical ツールセット」とよばれ、電気制御設計に特化し、電気制御システムを作成・変更したり、ドキュメント作成の効率をアップさせることができます。

IJCAD Electrical

IJCADは、IntelliJapanが開発するAutoCAD互換CADで、AutoCADと変わらない操作感でリーズナブルに利用できることが特徴です。 IJCAD Electrical は IJCAD を基盤に、電気設計に必須であるシンボルの挿入、ぺージ/リファレンス管理、帳票作成等の機能が標準搭載された電気CADです。 2019年に全面リニューアルされ、各機能が強化されました。

電気CADの仕事と資格

電気CAD資格認定試験

電気CAD資格認定事務局が主催する、電気設計に特化した民間資格試験です。 資格は 電気CADオペレーター、電気CADエキスパート、電気CADインストラクターの3段階に分けられ、自分のレベルによって受験することが可能です。
CADに関係する資格では珍しく、それぞれ資格認定の有効期限が発行日より5年間に設定されており、更新が必要となります。 受験は愛知県日進市の試験会場か、出張試験(別途費用)にて行います。

機械・設備・電気CADインストラクター資格

日本インストラクター協会が主催する、機械・設備・電気CADにおける空調設備設計・給排水衛生設備設計・電気設備設計・プラント設備設計などを十分に理解し、AutoCADまたはJw_cadで実務が滞りなく行える人に対して認定されます。 階級はなく在宅試験で取得が可能です。

【参考記事】
CADの仕事を始めよう。資格の種類と必要な知識まとめ

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